【 要約 】
・広報・PR活動に取り組むきっかけは「広告では語り尽くせない想いを伝えたい!」
・フロントステージと取り組む広報・PR活動で“つながり”が増えた
・PRイベントは、さらに新たな”つながり”を生み出す機会に
・広告と広報・PRの相乗効果で良い循環が生まれていく
フロントステージは、株式会社nijitoが展開するライフケアブランド「haru(ハル)」のPR活動を、2021年からサポートしています。
オールインワンシャンプーをはじめとした商品を販売している「haru(ハル)」は、創業時から100%天然由来・10の無添加のものづくりにこだわり、今年で9周年を迎えました。
そんな「haru(ハル)」はなぜ広報・PR活動にも力を入れるようになったのでしょうか。
株式会社nijito マーケティング統括本部PR室 室長/カスタマーシップ部 部長 – 山下 未紗(やました・みさ)様に、広報・PRを導入したきっかけや広告との相乗効果についてお話を伺いました。
「haru(ハル)」のこだわりや世界観を広報・PR活動で伝えていく
--まずは「haru(ハル)」のこだわりについて教えてください。
山下 美紗氏(以下、山下氏):「haru(ハル)」が最もこだわっているのは、「100%天然由来・10の無添加」という2つの約束事に従ったものづくりです。シャンプー1つ作るのにもとてもこだわっていて、他社さんが聞くと「えっ、そんな作り方をしているの!?」と驚かれるくらいの工程でものづくりをしています。
「haru(ハル)」の「ちょっとしたことを、ちゃんと。」というコンセプトにもあるように、日常生活において、ちょっとした物事をちゃんとすることで心が晴れたり、こだわりのある商品を使うことでお肌や髪にハリが生まれたり、そういった部分を情緒面と機能面の両方からサポートするブランドを目指しています。
--フロントステージも一緒に広報・PR活動させていただくようになって約1年半ですが、そもそも広報・PR活動に注力しようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
山下氏:「haru(ハル)」はこだわりや世界観、ストーリーをものすごくたくさん持っているブランドですが、そういった部分は広告ではなかなか語り尽くせないんですよね。それを広報・PR活動でちゃんと紡いで伝えることで、世の中の方とつながっていきたいと考えたのがきっかけです。
広報・PR活動を行うことによって、「haruってこんなブランドだったんだ」「ちょっと使ってみたいかも!」と関わってくださるお客様が増えていくといいなと思っています。
--数あるPR会社の中からフロントステージにご連絡いただいたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
山下氏:以前、代表の千田さんと初めてご挨拶させていただいたときに、「この人と一緒にお仕事させていただいたら、何か楽しいんじゃないかな」と気になったのが最初のきっかけです。そこからしばらくしてPRをやりたいけど何から始めようか、となったときに千田さんが一番に浮かんで、すぐご連絡させていただきました。
--広報・PR活動を始める段階で、フロントステージにはどのようなことを期待されていましたか?
山下氏:何かを期待してフロントステージさんと広報・PRを始めたというよりは、「何ができるんだろう?」と分からないながらも、ひたすら「思いを伝えたい」「たくさんの人と繋がりたい」という思いをベースにやってきたというのが本音です。
始めは何から開始すれば良いのかすら分からない状態で、「広報・PRってこんなものだよね」という固定概念すら無かったんです。なので、フロントステージの皆さんにいろいろと教わりながらのスタートでした。
さまざまな広報・PR活動を行っていく上で得たものとは
-実際に広報・PR活動を実施してみて、成果はいかがでしょうか?
山下氏:1年半、一緒に広報・PR活動をさせていただいて、フロントステージさんからは今まで私たちの中には無かったような発想をたくさんご提案いただきました。
例えば2021年の夏に実施した「北海道まるごと!完全無添加おやさいアイス『Pocco』」さんとのInstagramのコラボイベントも、「同じ想いを持った異業種のブランドとコラボして活動する」という発想は今までになかったので、
きっと我々だけでは実現しなかっただろうな、と思います。実際にやってみるとお客様同士の交流が生まれたり、「haru(ハル)」を知っていただけたり、といったきっかけになってすごく良かったです。
また、2021年の秋に行ったボディケアラインのメディア向け勉強会では、勉強会自体の企画をしていただいたことから始まり、場のセッティングやメディアの方へのアプローチなど、私たちの中に無いノウハウで開催していただきました。いつも新しいアイデアとノウハウをたくさんいただけるので、とてもワクワクしています。
--フロントステージと一緒に広報・PR活動を行っていく中で、嬉しかったことや印象的なエピソードはありましたか?
山下氏:フロントステージの皆さんが「haru(ハル)」のことをすごく好きでいてくださるのが、まず何よりも嬉しいことですね。好きなブランドのことは自分の言葉で相手に伝えられると思うので、
「haru(ハル)」に対する熱量を感じると、きっとこの熱量を持ってメディアの方にもアプローチしてくださっているんだろうな、と嬉しくなります。
--「haru(ハル)」の商品は使うと良さがすごく分かりますね。弊社のメンバーも本当に好きなブランドですので、私たちとしてもご一緒させていただけてとても嬉しいですし、ありがたいなと思っています。他にも何かエピソードはありますか?
山下氏:どんな商品でも、世の中には待ってくださっている方がたくさんいらっしゃるのだな、と改めて気付かされました。例えば、伸びかけの白髪をカバーしてくれる「ザ・ベールコンシーラー」という商品が以前から「haru(ハル)」にはあったのですが、特に注力をしていませんでした。
しかし、一般的な白髪隠しの商品との違いや、マーケット需要の可能性をフロントステージさんに提案され、改めて広報・PRすることで多くの美容ライターさんから反応をいただき、実際に掲載にも繋がりました。
広報・PR活動で“単純に物を売るためだけではない”伝え方をすると、それぞれの商品に光が当たって際立つので、良い循環が生まれています。
--2021年10月にはメディア向け勉強会も実施されました。勉強会の実施は大きな決断だったのではないかと思いますが、実施の決め手は何だったのでしょうか?
山下氏:化粧品業界で初めて環境問題に配慮した竹の繊維「バンブーネット」を使った商品を出したのですが、その時にフロントステージさんから「業界初なんですか?すごい!」と言っていただいたのがきっかけですね。
実は最初、私たちはそこまで大きなことと捉えていませんでした。でも客観的な視点で「これはPRすべきポイントですよ!」とご提案いただいたので、確かに!なるほど!と。それが決め手になりました。
--実際にメディア向け勉強会を実施してみて、いかがでしたか?
山下氏:メディアの方々に一斉に取り上げていただけたので、想定よりも良い傾向でスタートを切れたのがすごく良かったです。また、そういった機会に「haru(ハル)」を知った方は、インターネット上で検索してこれまでの記事を見た上で問い合わせてくださっていることが多いんですよね。
--これまでの記事もお問い合わせのきっかけになっているんですね。
山下氏:はい。記事はリリース後も残っていって、継続的にお客様の目に触れる機会を生み出しています。「haru(ハル)」の商品が気になるな、と調べて記事を見たときに「やっぱりこの商品良いな」という想いにつながる、連動性のあるものだと思うんです。
そこへ外部の美容ライターさんが「本当にお気に入りです!」と発信してくださると、信用度も増すんですよね。それがどんどん良い影響を与えてくれていると感じます。
--記事は一過性の効果だけでなく、継続的にブランドの魅力に影響を与え続けていく。まさに広報・PRの効果が表れているように思います。社内においては、広報・PRの存在に変化はありましたか?
山下氏:広報・PRの大切さは、だいぶ伝わってきているように感じます。初めは私が動いていても「何かやっているな」という感じでしたが、今は「どういうことやっているの?」と興味を持ってもらえたり、メディアに掲載されたものをシェアすると反応が返ってきたりするようになりました。
広報・PRが盛り上がっていると、社員としても楽しく感じるみたいです。「あ、自分が働いている会社のブランドって良いブランドなんだな」と誇らしい気持ちにもなりますね。
--広報・PRは社外だけでなく社内にも影響が大きく、企業の指針になることもありますよね。
広報・PRは“つながり”を増やし、広告との相乗効果を生む
--nijito様は広報・PRだけでなく広告にも積極的に取り組まれていると思いますが、広告・広報・PRの棲み分けは意識されていますか?
山下氏:明確にこう、と分けている部分はありません。ただ、広告では伝えきれない世界観やストーリー、空気感のようなものを広報・PRで伝えていこう、という流れはありますね。なので、広告、広報・PRどちらも大事です。両方があってこそ「haru(ハル)」が作られていくという感じです。
--広告と広報・PRが上手く連携できていると、掛け合わさってより良い相乗効果が生まれますよね。何か実際に効果を感じられた部分はありますか?
山下氏:「つながる数・率」が広報・PRの効果なんだと感じています。単純に売り上げがどう伸びたとかではなく、私たちが広報・PR活動を行うことによって、「haru(ハル)」に関心を持ってくださった人との”つながり”が増えているように思います。
--売り上げだけではなく、”つながり”を増やしていくこともブランドにとって大きな意義がありますよね。
新たな視点とノウハウで、アイデアを一緒に実現していく
--では最後に、今後フロントステージの広報・PR活動に対して期待していることはありますか?
山下氏:今までの活動の中でアイデアやノウハウなど本当にたくさんのものをいただいたので、それは今後もぜひお願いしたいなと思っています。フロントステージさんには、「haru(ハル)」が自分たちだけで考えるよりも広い、新たな視点でのアドバイスをいただけたら何よりです。
また、私たちが何かアイデアを思いついても、どうすれば実現できるのかが分からないことも多いので、そういったご相談にも引き続き乗っていただけるとありがたいですね。
私たちは、フロントステージさんをはじめ関わってくださる皆さんから「haru(ハル)」の仕事をしていて楽しい、「haru(ハル)」と関わりたい!と思っていただけるくらい、素敵なブランドを目指していきたいと思っています。
--nijito様とお話していると、私たちもたくさんの発見や気付きがあります。そこから新たな動きに”つながる”ことも多いので、ぜひ何でもご相談くださいね。ありがとうございました!